「いい先生なんて、思われる必要ないですよね!」
今期の大のおきにいり、ドラマ「女王の教室」最終回に出てきたせりふであります。
れいによって、正田ははたと膝をうちました。
だって、私自身もそういうつもりで仕事してるもの。
コーチは、「いい人」のことではありません。
話を聴くし、褒めるから、よくそう間違われるけど。
今これを言わないと相手が今後の人生間違うかもしれない、と思ったときは、ほかのだれもが言わないようなとんでもないきついことを言います。
コーチは当然話を際限なく聴いて褒めてくれるもの、と思っているクライアントさんは、そこで恐怖を感じるようです。
「正田さんは、こわい人だ」
と、けっこう言われます。
また、コーチングの講師もしかり、と私は思っています。
時には受講生さんを厳しく叱ったりもします。
叱ったあと、フォローもするけど、
次の回の出席率ははっきりと悪くなるので、
「・・やっぱり経営者、管理者といえども、
叱られると来たくなくなるんじゃん」
と、心の中でつぶやいたりもしてます。
「あなたは私から逃げられるけど、
社員さんはあなたから逃げられないですよね」
と、個別の経営者の受講生さんに言ったこともあります。
正田は、研修講師のセオリーに反して、
声が小さく、とつとつとしゃべります。
(100人単位の大人数が相手だと話し方もかなり変わってくるのですが、5-10人が相手の「神戸セミナー」では、ふつうの1対1の会話の話し方しかしてません。)
普通の研修を見慣れた人、研修担当者から見ると、
「合格点を与えられない、ダメ講師」
とみえるようです。
神戸セミナーにも、何回か大企業の研修担当者がみにきて、
その後採用にはつながりませんでした。
前にも書いたけど、これは正田、意図的にやってます。
決して、わざと不合格点をもらおうとしてやってるわけではないですよ。
人が何かの「行動指針」を与えられたとき、
―コーチング講座でいえば、
「人の話を聴きましょう。
話を聴くときは、どういうふうに聴きましょう」
という、ある程度の「指針」があるわけです―
それを受け入れて、それだけでなくさらに日常生活での本当の「行動」に結びつけるためには、講師がどんな声、発声、話し方でインプットしてあげるのが望ましいのか。
それは、その場でハイテンションを起こさせるような大声ではなく、
静かに語りかける口調、
それもあらかじめ用意した流麗な話し方ではなく、
講師自身がその場その時、深いところで「納得」した言葉を紡ぎ出しながら語ることが必要なのではあるまいか。
そこにこめた意図は、
受講生さんがそれをきいたときに
「これは職場で実行可能なのか」
と、その場でクリティカルシンキングをできる余裕を与えてあげること。
それによって、
ほんとうの「納得」をつくって帰ってもらうこと。
面白さや大声をつかって、問答無用で受講生さんの頭に押し込むやりかたではなく。
同時に、講師自身による「実演」も行うのはもちろんですが。
だいじなのは、感動させることではなく、行動させることです。
行動にさえ至れば、
コーチングで相手が喜んだとかよい行動をとったとか、
それ自体がモチベーションの源になり、
自分で自分のモチベーションを高めることができ、
次回の研修を、次の行動へのヒントを得る場として、
最大限活用することができるようになります。
今期の「月曜コース」では、それが上手く回っていました。
正田がこういうことを考えるにいたったのは、
私自身がいろいろセミナーを受けながら、
講師がどういう話し方をしたときもっとも学びやすいか、
またどういう話し方だとあとに残らないか、
ジョークはどの程度入れるのが適当か、
(入れすぎると受講生はジョークだけを期待するようになる)
と、もっとも気難しい受講生としてあれこれ考えてきたからでしょう。
「自分」というモニターがベースになっているので、
世間にはもっと違う尺度があるかもしれません。
よくきくのが、
「大声で元気いっぱいに話してくれる講師だから、元気が出た」
というものです。
「元気になれた」ほうが、
研修の受講生さんの主観的満足度は、高いようです。
いっぽうの正田は、かたくななまでに
「あとに残ること。日常生活で行動をとること」
を重視し、その場で元気になったかどうかをあまり問いません。
そんなえらそうなことを言いながら、
今期、「土曜コース」では、あまり
「行動する人」
を、つくることはできませんでした。
ある受講生さんの上司に、
「力不足でした」
と、謝りました。
その受講生さんがもしコーチングスキルを身につけて活用していたら、
全社が
―営業も工場も研究所も―
活性化しただろうけど、
その人自身企業内コーチになることに興味がなかったみたいだ。
それは、人はどんなポジションにいようと、
「役割ではなく、その人」
なのだから、仕方ないとは思いつつも。
「いいよ。100人来て5人か6人でも変わればいいぐらいのもんだろ」
と、その上司のかたはいいました。
「えーと、もうちょっとは歩留まりいいつもりです」
「ならいいじゃん」
「歩留まり100%にしたいんです!だって、みんなわざわざお金を払って、時間をつかって来てるんですよ」
「100%なんか、なりっこない」
本当は、正田もわかっているんだけど。
受講生さん自身が、コーチングを「できるようになりたい」と
思ってなかったら、講師にもどうしようもない。
今の土曜コースの受講生さんは、
「コーチング評論家」ぐらいには、なれるだろうか。
-----------------------------------------
東京のあるコーチが、
メルマガのタイトルを改題して
「コーチング」という言葉をやめて「聴くこと」という言葉におきかえていた。
「コーチングには、すでに手垢のついた感がある」
と、本文に書いていた。
うわ~、そうくるか。コーチ自身が。
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今期の大のおきにいり、ドラマ「女王の教室」最終回に出てきたせりふであります。
れいによって、正田ははたと膝をうちました。
だって、私自身もそういうつもりで仕事してるもの。
コーチは、「いい人」のことではありません。
話を聴くし、褒めるから、よくそう間違われるけど。
今これを言わないと相手が今後の人生間違うかもしれない、と思ったときは、ほかのだれもが言わないようなとんでもないきついことを言います。
コーチは当然話を際限なく聴いて褒めてくれるもの、と思っているクライアントさんは、そこで恐怖を感じるようです。
「正田さんは、こわい人だ」
と、けっこう言われます。
また、コーチングの講師もしかり、と私は思っています。
時には受講生さんを厳しく叱ったりもします。
叱ったあと、フォローもするけど、
次の回の出席率ははっきりと悪くなるので、
「・・やっぱり経営者、管理者といえども、
叱られると来たくなくなるんじゃん」
と、心の中でつぶやいたりもしてます。
「あなたは私から逃げられるけど、
社員さんはあなたから逃げられないですよね」
と、個別の経営者の受講生さんに言ったこともあります。
正田は、研修講師のセオリーに反して、
声が小さく、とつとつとしゃべります。
(100人単位の大人数が相手だと話し方もかなり変わってくるのですが、5-10人が相手の「神戸セミナー」では、ふつうの1対1の会話の話し方しかしてません。)
普通の研修を見慣れた人、研修担当者から見ると、
「合格点を与えられない、ダメ講師」
とみえるようです。
神戸セミナーにも、何回か大企業の研修担当者がみにきて、
その後採用にはつながりませんでした。
前にも書いたけど、これは正田、意図的にやってます。
決して、わざと不合格点をもらおうとしてやってるわけではないですよ。
人が何かの「行動指針」を与えられたとき、
―コーチング講座でいえば、
「人の話を聴きましょう。
話を聴くときは、どういうふうに聴きましょう」
という、ある程度の「指針」があるわけです―
それを受け入れて、それだけでなくさらに日常生活での本当の「行動」に結びつけるためには、講師がどんな声、発声、話し方でインプットしてあげるのが望ましいのか。
それは、その場でハイテンションを起こさせるような大声ではなく、
静かに語りかける口調、
それもあらかじめ用意した流麗な話し方ではなく、
講師自身がその場その時、深いところで「納得」した言葉を紡ぎ出しながら語ることが必要なのではあるまいか。
そこにこめた意図は、
受講生さんがそれをきいたときに
「これは職場で実行可能なのか」
と、その場でクリティカルシンキングをできる余裕を与えてあげること。
それによって、
ほんとうの「納得」をつくって帰ってもらうこと。
面白さや大声をつかって、問答無用で受講生さんの頭に押し込むやりかたではなく。
同時に、講師自身による「実演」も行うのはもちろんですが。
だいじなのは、感動させることではなく、行動させることです。
行動にさえ至れば、
コーチングで相手が喜んだとかよい行動をとったとか、
それ自体がモチベーションの源になり、
自分で自分のモチベーションを高めることができ、
次回の研修を、次の行動へのヒントを得る場として、
最大限活用することができるようになります。
今期の「月曜コース」では、それが上手く回っていました。
正田がこういうことを考えるにいたったのは、
私自身がいろいろセミナーを受けながら、
講師がどういう話し方をしたときもっとも学びやすいか、
またどういう話し方だとあとに残らないか、
ジョークはどの程度入れるのが適当か、
(入れすぎると受講生はジョークだけを期待するようになる)
と、もっとも気難しい受講生としてあれこれ考えてきたからでしょう。
「自分」というモニターがベースになっているので、
世間にはもっと違う尺度があるかもしれません。
よくきくのが、
「大声で元気いっぱいに話してくれる講師だから、元気が出た」
というものです。
「元気になれた」ほうが、
研修の受講生さんの主観的満足度は、高いようです。
いっぽうの正田は、かたくななまでに
「あとに残ること。日常生活で行動をとること」
を重視し、その場で元気になったかどうかをあまり問いません。
そんなえらそうなことを言いながら、
今期、「土曜コース」では、あまり
「行動する人」
を、つくることはできませんでした。
ある受講生さんの上司に、
「力不足でした」
と、謝りました。
その受講生さんがもしコーチングスキルを身につけて活用していたら、
全社が
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その人自身企業内コーチになることに興味がなかったみたいだ。
それは、人はどんなポジションにいようと、
「役割ではなく、その人」
なのだから、仕方ないとは思いつつも。
「いいよ。100人来て5人か6人でも変わればいいぐらいのもんだろ」
と、その上司のかたはいいました。
「えーと、もうちょっとは歩留まりいいつもりです」
「ならいいじゃん」
「歩留まり100%にしたいんです!だって、みんなわざわざお金を払って、時間をつかって来てるんですよ」
「100%なんか、なりっこない」
本当は、正田もわかっているんだけど。
受講生さん自身が、コーチングを「できるようになりたい」と
思ってなかったら、講師にもどうしようもない。
今の土曜コースの受講生さんは、
「コーチング評論家」ぐらいには、なれるだろうか。
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メルマガのタイトルを改題して
「コーチング」という言葉をやめて「聴くこと」という言葉におきかえていた。
「コーチングには、すでに手垢のついた感がある」
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うわ~、そうくるか。コーチ自身が。
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